2005年度 事業紹介

事業名:箕面まつり「薪能」
主 催:箕面まつり推進協議会
社団法人箕面青年会議所
協 力:TTR能プロジェクト
箕面まつり「薪能プロジェクトチーム」委員長 谷泰典(社団法人箕面青年会議所理事長)近年、日本古来の伝統文化が見直される中、市民の皆様には「薪能」という古典芸能にふれていただき、日本の伝統文化が持つ古き良きものへの感心を呼び起こして頂くと同時に、歴史と伝統、そして素晴らしい都市環境に恵まれたわがまち箕面の持つ魅力も再発見していただく機会になると確信しています。来年市制施行50周年を迎える箕面市において、過去19年間に渡り、箕面の夏には欠かせない大きな市民のふれあいの場を提供し続けてまいりました箕面まつりが、この記念事業を通じましてさらに市民の皆様の愛着を得るイベントに成長していくことを祈念申し上げます。
実施日:2005年7月23日
場所:芦原公園
プログラム
一.主催者挨拶 箕面まつり推進協議会 会長 佐茂孝司
一.能楽小講座
一.火入れ式
一.狂言 「仏師」
- シテ(スッパ) 善竹 隆司
- アド(田舎者) 善竹忠一郎
- 後見 上西良介
一.能 「土蜘蛛」
- シテ(前シテ・僧、後シテ・土蜘蛛の精) 山本章弘
- ツレ(源頼光) 吉井基晴
- ツレ(胡蝶) 長山耕三
- トモ(従者) 林本 大
- ワキ(独武者) 福王和幸
- ワキツレ(従者) 福王知登
- 喜多雅人
- 間狂言(下人) 善竹隆平
- 後見 上野朝義
- 梅若猶義
- 地謡 杉浦豊彦
- 梅若基徳
- 大西礼久
- 寺澤幸祐
- 梅若善久
- 上田大介
- 笛 野口 亮
- 小鼓 成田 達志
- 大鼓 山本哲也
2005年度の年当初からこの事業を行うために「箕面まつり薪能プロジェクトチーム」を立ち上げました。その委員長に谷理事長が就任してから関係者の皆様のご協力を頂きながら進めてまいりました。この年、箕面まつりは20周年を迎え、この「薪能」は記念事業として中心的な役割を果たしました。日時は箕面まつり1週間前に行い前夜祭としてまつり本番のPRの意味も含んでいました。毎年、まつりの盆踊
り、ステージ、夜店の出店場所となっている芦原公園に特設舞台を組み、芦原池が舞台背景となりました。普段何気なく見ている公園の景色が一瞬にして能舞台と一体となり幻想的な雰囲気を醸し出してくれました。
箕面青年会議所のメンバーは谷理事長を筆頭に薪能プロジェクトチームを運営し、演者さんとの打ち合わせ、当日のプログラム・段取りの手配、PRの為に駅前でのチラシの配布等に追われました。不安な要素としては天候の問題、集客の問題がありました。雨が少しでも降れば屋外での公演は出来ません。
最悪の事態を想定して室内の会場の手配もしていましたが、皆の願いが通じたのか当日は本当によい天気となりました。集客については一体どれだけの市民の方々が見に来てくれるのか不安でした。開場1時間前、その不安は搔き消されました。入口からはなんと長蛇の列が・・・。そしてすぐに満席となり、立見となってしまいました。1000人以上の方々が見に来て頂けたのでした。
広く沢山の方々に見て頂きたい、また普段狂言や能楽を見た事のない人に来て頂きやすくするために入場料は無料とさせていただきました。また、より伝統芸能に親しみをもっていただくためにTTR能プロジェクトの成田達志さんに無理にお願いして能楽小講座をしていただきました。能楽の鑑賞の仕方、「土蜘蛛」の見所を事前に教えて頂く事でとても観賞しやすかったのを覚えています。成田さんありがとうございました。
日没を迎えたところで、箕面市長(藤沢純一氏)、箕面市議会議長(北口和平氏)、箕面まつり推進協議会会長(佐茂孝司氏)と箕面市内中学生が一緒になり火入れ式を行い舞台袖の薪が赤々と燃え、いよいよ本番を迎える準備は整いました。
狂言「仏師」は、狂言特有の間(ま)と演者さんの話し方、コミカルな動きに会場は一気に舞台に引き込まれていきました。また、話の内容は聞いていても非常にわかりやすく舞台と、観客が一体となり、屋外という条件でありながら、独特の一体感があったのがとても印象的でした。とても笑わせて頂きました。
能「土蜘蛛」では小講座のおかげで話の内容がとてもよくわかりました。よく能を見に行った時慣れていないと、ストーリーを理解し追いかけるのに必死でたいへんです。この日の「土蜘蛛」は小講座とわかりやすい演目、且つ少し派手目の演出が吹いてきた風とあいまって本当に感動的な舞台でした。途中で後の背景の中の池に白鷺?が舞い降りてきて息を飲む美しさに出会うことも出来ました。
箕面の何気ない普通の公園がこんな舞台に変身したことに感動しました。演者の皆様も「皆さんの御苦労と、いろいろな偶然も重なり、こんなに奇麗な舞台で演じることができたことに感謝しています。また是非この場
所でやりましょう。」と言って頂きました。そして薪能プロジェクトチームのメンバーの安堵と満足そうな顔がそこにありました。そして何より市長をはじめとする箕面市民の皆さんの満足そうな顔で帰って行かれる姿にメンバー一同疲れもふっとび充実感で一杯でした。箕面市民が毎年楽しみにしてくれている箕面まつりをこれからも箕面青年会議所は支えて行き、箕面がより素晴らしい愛着のある住みよいまちになるよう活動を続けていきます。ご協力頂きました皆さん、ご来場いただきました皆さん本当にありがとうございました。
最後の谷理事長の挨拶
